2022年12月30日(金)、「第64回輝く!日本レコード大賞」の最終選考会(TBS系/17時30分~22時)が、東京・新国立劇場で開催されました。
そこで「最優秀歌唱賞」に選ばれた三浦大知さんの歌が上手い、歌唱力が高いと話題になっています。
今回は、日本レコード大賞の最優秀歌唱賞も受賞した、日本の誇るダンサー歌手:三浦大知の歌が上手すぎる!その魅力と、
今の声や歌い方は、変声期で休業後、ソロデビューをした後に変えたものだということで、三浦大知さんが発声方法を変えた過去についてまとめました。
それではさっそく見てみましょう!
三浦大知の歌が上手すぎる!
三浦大知さんは、1987年8月24日生まれ、現在35歳の歌手です。(2022年12月時点)
幼少期からマイケル・ジャクソンに憧れ、1997年に男女混成ダンス&ボーカルグループFolderの一員として若干9歳でメインボーカルとして芸能活動を開始しました。
こちらはFolder時代の三浦大知さんです。
(当時は三浦大地という名で活動されていました。)
9歳とは思えない堂々とした姿に、透き通った歌声ですね。
その後、変声期のためしばらく休業。
休業していた間はダンスの実力を磨きました。
そして、2005年3月、本名の「三浦大知」として本格的にソロの男性歌手として始動したのです。
三浦大知さんといえば、キレッキレの激しいダンス。というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
そのダンスは圧巻の一言…、日本のダンサー歌手としては一線を画しています。
そのダンスと歌声、パフォーマンスに「最高!」「歌上手い!」と称賛の声ばかり。
三浦大知さんはパワフルかつ美しい高音発声が特徴的。
激しく踊りながらも、衰えない声量と、高音を外さないというのは、この発声が非常に安定しているからだと思われます。
今回2022年12月30日の日本レコード大賞で最優秀歌唱賞を受賞した曲は、「燦燦(さんさん)という曲。
もともと三浦大知さんの歌唱力の高さは評価されていましたが、激しいダンスのないバラードということで、三浦さんの歌の上手さに、より注目が集まったような形でもありました。
また三浦大知さんといえば、ストレートな歌い方も印象的。
あえてビブラートなどの装飾テクニックを使わず、ストレートに歌い上げていることが、
歌詞や曲の感情そのものがダイレクトに心に響いてくる要因なのではなのでしょうか。
語りかけてくるような三浦大知さんの歌い方が好きという方も多くいました。
三浦大知さんの歌マネをしている方が、以前、三浦大知さんの歌い方をするには息の量をかなり調節して歌う技術が必要と言っていたのを耳にしたことがあります。
三浦さんが激しいダンスをしながら、楽しそうに歌っている姿の裏には多くの技術が隠れているようです。
変声期を乗り越えソロデビュー後歌い方を変えた過去を調査!
これだけ魅力のある声を持つ、三浦大知さんですが、現在の発声は、大きな転換期を2度も乗り越えたものでした。
発声の転換期1:思春期の声変わり
1997年の時、9歳でFolder デビューした三浦大知さんですが、2000年、変声期を理由に休業することになりました。
変声期とは…
声変わりは、第二次性徴(いわゆる思春期)にともなって起こる、正常な生理的現象です。
男子にも女子にも現れ、3~11か月ほど続きます。男子は14~15歳頃に始まることが多いと言われ、喉頭が前後左右に急速に成長し、男子ではのどぼとけが前の方に出てきます。
男の子は特に変化も大きく、声はつやがなくなり、しゃがれることも多く、高さも不安定となります。
歌手にとっては致命的ですね。
しかし三浦さんは休業したものの、その間はダンスの練習に集中。その後はニューヨークで練習し、帰国後にピアノやギターを独習しました。
そして2004年、復活ライブを行い、2005年ソロデビューを果たしました。
発声の転換期2:2010年の発声方法変更
2010年の23歳の時、ソロデビュー後、シングル「The Answer」(2010年)のあたりで、歌い方を変えたという三浦大知さん。
新たなボイストレーニングの先生の元で、自ら歌い方をテコ入れして、発声方法を変えたんだとか。
歌手のかなめである「声」を一新するという選択は、怖くは無かったんでしょうか…
三浦大知さんは、「Rolling Stone Japan vol.02 三浦大知」のインタビューでこの発生方法の変更について、次のように語っています。
発声をやり直すときは怖かったですね。今よりもよくなるためとは言え、「一旦、声が全くコントロールできなくなるし歌も下手になるけど大丈夫ですか?」と聞かれましたからね(笑)。
Rolling Stone Japan vol.02 三浦大知
これはかなり不安になりますね…
それでも三浦大知さんは良くなるために、発声方法を変えることを選びました。
声楽というと、お腹からとか、腹式呼吸でこう発声をすると喉に負担をかけずにきれいな響きの声が出せるんですよ、みたいなセオリーがありますが、
三浦大地さんの先生は、ヨガにも整体にも精通されている方だったんだとか。
「ここの筋肉がついたから伸びなくなったんじゃない?」と言い当ててくれたのがその先生で、そもそも声というのは全身で奏でる楽器なんですね。
だから身体の状態を見て「ここがちょっと硬いなら、こっちの筋肉をほぐせば声が出るよ?」とか、「太ももをほぐすと声を出しやすいよ?」と教えてくれて。
と現在の新しい歌い方への指導が、どのようなものだったか明かしています。
その先生の指導の元、三浦さんの声はどんどん変わっていったようで、
その人の声帯や身体の状態を踏まえて、じゃあこういう感じの声の出し方をしてみようか?と一緒に模索してくれて。僕との相性もよかったんですね。
で、その先生から「もうちょっとここに力入れてみて、こういう感じで歌ってみて」と言われるがままに歌ってみたら「あれ? 俺、こんな声だったっけ?」みたくなって。
「コントロールできるようになったら喉もかすれにくくなると思うから」みたいな感じだった。あれはすごく面白かったですね。
Rolling Stone Japan vol.02 三浦大知
と語っていました。
しかも、こうしてコントロールできるようになった今の三浦さんは、例えば歌で自分が「あれ? 今日はちょっと調子が悪いな」と感じたら、身体のどの部分をほぐして、どの部位の力を抜いたらいいのかを、ある程度まではコントロールできるというらしいです。
え、すごくない⁉
三浦大知さんの魅力的な声は、相性の良い先生との出会いと指導法、声を奏でる三浦さん自身の身体と声の調子をある程度コントロールできるようになったからこそのものであるということが分かりますね。
三浦大知の歌が上手すぎる!変声期を乗り越えソロデビュー後歌い方を変えた過去を調査まとめ
2022年12月30日(金)に放送された、「第64回輝く!日本レコード大賞」で見事「最優秀歌唱賞」を受賞した三浦大知さん。
歌が上手い!歌唱力が高い!と言われるその声は、思春期の変声期と、25歳の時に、恐怖を抱えながらも「自身の声を良くしたい!」という向上心から、発声方法を変えるという決断をしたからこそのものでした。
ダンスだけでなく、歌、その声にも魅力のある三浦大知さん。
今後のご活躍も楽しみですね!!